高校生ダ~リン~ポチクミの真面目な恋の物語~
海のそばにたっているホテルに
向かった。



エレベーターで6階の部屋は
沈みかけた夕陽の赤を
窓にうつしていた。



「いいのか?
おまえ…彼氏のこと・・・
愛してるのに・・・・・」



「お互いに忘れましょう。
今は主任に抱いて欲しい。
ポチのこと・・・今だけは
忘れたい。
だから主任も今は
くみだけ…見てて・・・・」



「くみ・・・・
俺のことは、もう主任って
今日は呼ばないで・・・・
えつ・・・悦って呼んでくれ。
そして・・・本当のくみを俺に見せて。」



「本当のくみ・・・?」



「そう・・・
おまえがいつも我慢してる
本当のくみを・・・・
俺には見せて・・・・・・」



言葉はいらなかった。
今・・・・
抱いてほしい・・・・
本当の私がここにいる・・・・


ポチ・・・・・
ごめんね・・・・・


村田の優しい愛撫に
私は子供のように声をあげる
本当の自分・・・・・
かくさない私・・・・・


今…解放された・・・・・・・
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