高校生ダ~リン~ポチクミの真面目な恋の物語~
エコーの角度を変えながら
女医さんは

「冷たくてごめんね。」
と優しく言った。


「おとうさん、こっちにどうぞ。
これから赤ちゃんに対面しますよ。」


そう言った。


ポチは緊張した面持ちで
モニターにかぶりつく。


「ほら、これが子宮です。
そしてこれが・・・・
二人の赤ちゃん、元気ですね~
すごく活発に動いてますよ。」



驚いた。

モニターの中には
赤ちゃんの全身が映っていた。

本当に活発に動いてる。


「今、おかあさんの壁をけって
上の方に飛び上がったの
わかったかな?」
女医さんが笑った。


ポチが

「スゲー・・・スゲー!!」
そう言って私を見た。
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