高校生ダ~リン~ポチクミの真面目な恋の物語~
一瞬驚いた顔をしたけど
すぐに私の前に走ってきたから
帽子をさしだしたら

ポチは私の手を引っ張った。


「何、ちょっと・・・」


「早く、負けるだろ!!」


「く・・・くつ・・・!!」



慌てて靴を履いて
ポチとゴール目指して走った。


ナレーターの先生が

「大島君は綺麗な帽子をかぶってる
綺麗なおねえさんを連れてきました。」


そう実況したので
大爆笑になった。


で・・・結局2位になった。
プラカードの後ろで座ってるときも
ポチは手を離さないから
みんながコソコソ喋り出した。
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