高校生ダ~リン~ポチクミの真面目な恋の物語~
「俺、いろいろあって仕事しないと
いけないんです。」


普段、厳しくてみんなが
怖がる店長が
めずらしく話しかけて来た。


「チーフからよく働くって
評価もいいし、進学校で
大変だろうけど
両立させてくれ。」


「はい、こちらこそ・・・
俺はお世話になりたいです。」


「将来はどうするんだ?
大学行くんだろう?」



「高校でたら本当は就職したいけど
今はこんな時代だから……」



「そうだな、特に後のこと
考えて男は大学は出るべきだぞ。
出世に響くのが本音だ。
高校でたのと大学出たのと
違うのは出世のスピードと給料かな。」



「俺は本当は働きたい。
あと6年も学生でいたら・・・・」


想像した。
コポチが小学校に上がるころ
やっと就職か・・・・・


「なんか切羽詰まってんな・・・」
店長が覗き込んだ。
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