高校生ダ~リン~ポチクミの真面目な恋の物語~
「原田~~~」


廊下を曲がろうとした時
村田の懐かしい声がした。

心が躍ってハッとした。


「よかった、もう会えないかと…」


「私も残念だなって…」


白い歯がきれいだった。
左の薬指には指輪が光ってる。


「ずいぶんと、状況が急で驚いた。」


「私もです。
仕事にのってたから
少しがっかりしました。
でも……やっぱり嬉しいです。」


「うん、いい顔してる。
またキレイになったな。
さっき会議の雑談でも課長が
仕事ぶりをほめていたよ。
もったいないってね。
だけどマリアさまみたいな
美しさに癒されるって。」



「課長はお世辞上手ね、」


私は恥ずかしくなった。


「俺も、そう思う。
幸せそうだね。」


「はい、全身全霊かけて
愛されてます。
何よりの幸せです・・・・」



「おう!おのろけだな!!」
村田の笑顔にキュンとした。



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