高校生ダ~リン~ポチクミの真面目な恋の物語~
「ちょっと、大丈夫ですか?」

睦美の声が聞こえる。


私は突然の痛みにパニックになった。


「たすけて・・・・
赤ちゃん・・・・が・・・・
痛い・・・・お願い・・・・」



何がなんだかわからない。


睦美が私を抱き起こして
携帯で救急車を呼んでくれた。


「今、救急車来るから。
大丈夫?」



睦美は私の手を握ってくれた。



「ポチ・・・に・・・・」


「え?ポチって??」


「健太に・・・・」


痛みが強くて気を失いかけた。


もしかしたら・・・・
生れてしまうの?

恐怖感が私を襲う。
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