高校生ダ~リン~ポチクミの真面目な恋の物語~
処置室を出て
個室に入れられた。


睦美が入ってきて

「友達に、健太を迎えにいかせてる。
携帯つながらなくて
今日、健太バイトなのかなって思って。」


睦美が天使に思えた。



「あなたが助けてくれなかったら
赤ちゃんが死んじゃってたかも
知れない・・・・
ありがとう・・・・。
すぐ救急車手配してくれたのね。
なんてお礼を言ったらいいのか…」



点滴を確認しながら
看護師が言った。


「よかったわね、赤ちゃんもママも
元気になれそうよ。
ありがとうね。」


睦美は真っ赤になっていた。


「赤ちゃんのおとうさんは?」


「これから来ます。」
睦美が言った。


「来たら詰め所に声かけて。
先生と説明に行くから。」


そう言って病室から出て行った。


「ありがとう・・・
本当にありがとう・・・・」


私は睦美の手を握り締めた。
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