高校生ダ~リン~ポチクミの真面目な恋の物語~
「ちょっと、くぅちゃんったら
ずいぶんイケメンなダ~リンだね。」



「うん、私の自慢なの。」
くみちゃんが微笑んだ。


「元気になったね。」


「うん、お部屋のお姉さまたちが
楽しくて、元気になったよ。
みんな同じね、赤ちゃんが
早く生まれようとしてるんだって。
いろんなお話聞かせてくれて
すごく楽しいよ。」



「よかった。
もう夜もさびしがってないね。」
安心したような
寂しいような・・・・



「あら、ダ~リン
くぅちゃんの寝言はね
ポチ~~ポチ~~~って連呼よ。」


部屋の三人は顔を見合わせて
笑った。


「犬かと思ったら
ダ~リンのことだったのね~」

みんなが爆笑した。


くみちゃんは恥ずかしそうに
俺の手をしっかりと握った。
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