高校生ダ~リン~ポチクミの真面目な恋の物語~
それからしばらくして
部屋の人たちにも
面会の人たちがそれぞれやってきた。


仕事帰りの旦那さん


一人だったり
小さい女の子を連れてきたり
部屋は一気ににぎやかになった。


「友達は何も言わない?」


「大丈夫だったよ。
二人とも俺の本当の姿が
驚きだったって言うんだ。
睦美はがっかりしたとか…
人騒がせなヤツだ。」


「私にも崩れたって言ってた。」

くみちゃんが
ウフフと笑った。


「ほんとのポチがどんなに魅力的か
くみしか知らない。」


「くみちゃん…
一杯安静にして、早く帰ってきて。」


俺はくみちゃんの手にキスをした。



「うん。安静にする。」

変わりにくみちゃんが
俺の手にキスをした。


「会えない時間が
俺の中でくみちゃんがどんなに
大事かを教えてくれる。」


小さい女の子が俺らを
ジ~~~~ッと見つめていた。


「ラブラブ~~」
と大声で言った。


みんなで爆笑・・・・・
よかった、くみちゃん
これで安心した~~
入院生活が辛くなければいいって。
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