高校生ダ~リン~ポチクミの真面目な恋の物語~
「もう、
何年付き合ってんの……」

ポチの声は男の声だった。


「ん・・・
入学してすぐに告白されて
もうかなり長いよ。」



「どんな人…?」


「サッカーが上手でカッコよくて
面白くて、でも頼れて
くみをいつも甘えさせてくれる。」



「もうくみちゃんは
全部、その人のものなの?」


そういう関係か?ってこと?


「うん。くみは全部彼のものだよ。」



沈黙が続いた。
その沈黙が……
ポチを深く傷つけたことを感じた。
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