高校生ダ~リン~ポチクミの真面目な恋の物語~
「ちわ~」

渡辺と睦美が遊びに来た。


「いらっしゃい。」


「きゃ~くみさん!お腹おっきくなった。」
睦美がコポチを静かに撫ぜた。


「俺も・・・」
渡辺が手を出したら
ポチが


「おまえはだめだ!!」と言った。


渡辺はケラケラ笑って
ポチにケーキの箱を渡した。



学校で最近ポチの人気が高まってて
でもそれはカッコいいとか
じゃやなくて

「けっこう面白いヤツだったんだ」

的な話題をさらっていると
渡辺が得意のトークで教えてくれた。


ポチが他人と混ざり合って
過ごせるのは
いいことだと思う。


「おまえさ、ウソこくな!!」

ポチが私に聞かせないように
耳をふさぐ。


「いいな~~くみさん
愛されてますね。」

ケーキ皿をキッチンにさげるのを
睦美が手伝ってくれた。
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