高校生ダ~リン~ポチクミの真面目な恋の物語~
新生児室の前に立った。


コポチを探した。

眠っている。


「くみちゃん・・・・
ありがとうって何百回言っても
足りないよ。苦しんでるくみちゃん
見て、後悔したけど
コポチを見たくみちゃんが
おだやかでキレイだった。」


「私の方こそありがとう。
愛する人の子供を産めるなんて
幸せな女だなって思った。
痛みも苦しみも
横で見守ってくれてる
ポチの涙で吹っ飛んだよ。
幸せな瞬間をありがとう。」



私たちは手を強く握った。                                  


「ごめん、しばらくは
原田のままだけど・・・・」



「うん、来年の誕生日なんて
あっという間よ。」
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