高校生ダ~リン~ポチクミの真面目な恋の物語~
「幸志朗のこと、こんなに喜んで
くれてありがとう。
とうさんたちのおかげで俺ら
安心して出産を迎えた。
俺も子供ができたからさ、将来のこと
真剣に考えたんだ。

やっぱりとうさんたちの応援が
どうしても必要になるのが
申し訳ないけど……
俺さ、くみちゃんが入院してる時
産科の先生に将来のこと
アドバイスしてもらったんだ。
その中に目先のことばっかり考えるな
って言われて・・・・

高校卒業したら就職してなんて
簡単に考えてたから、
でも…それじゃなんかさ
物足りないっていうか、くみちゃんに
背中を押してもらって
俺…医者になりたいって思うんだ。
幸い俺さ、頭はいいじゃん、だから
このままもっと勉強したら
それも夢じゃないっていうか……

H大かE大を目指したいって
医者じゃなくても医療に関わる仕事が
したいんだ。
いいだろうか?
俺・・・・そんな場合じゃないけど
応援してもらえるだろうか。」


ポチは言葉を選んで
一生懸命に話している。
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