高校生ダ~リン~ポチクミの真面目な恋の物語~
「はい。わかってます。」


「俺らはさ、近くにいられない。
ここにいる限りは
おまえとくみが二人で
コーシローを育てていくんだ。
二人が人に指をさされたり
コーシローを悲しませたり
そんなことは絶対許さない。
おまえらは親として
コーシローが誇りを持ってくれる
人間でいて欲しい。
若いからって未熟で言い訳はないぞ。
だったら、勉強しろ、
努力しろ、二人でしっかりとやっていけ。
大変な時には手を貸すから
安心して健太をサポートしてやれ。」



「パパありがとう。
勝手なことしてごめんなさい。」


「いいや。
健太とこうなることは
昔から承知の上さ、年の差の問題以外はな。
おまえが幸せなのが
一番だ。
健太はおまえを世界一
幸せにしてくれるだろ?」



「うん、パパ。
私今、とっても幸せよ。」



「頑張れよ。」


パパがコーシローを抱きしめた。

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