汚れた街の汚れなき天使
【第8章】初めてのH
すやすや眠るまりあをベッドに運んだ。
風俗嬢としてのキミとも、学生時代に酷い目にあったキミとも違う……俺の彼女。
やっと出会えた
運命の人だって思った。
軽々しい体は最近丸みを帯びてきて、少女から女らしい体つきに一気に変わったと思う。
隣でこうして眠りにつく度、未だに心臓の音が高鳴るって言ったら笑うかな?
ミルクティー色の髪に手を伸ばす。
「どぅしたの??」
その、寝起きでちょっと喉にかかったかすれた声に俺の理性は飛んだ。