汚れた街の汚れなき天使
初めてキミに逢った日に
お客としてキミ触れなくて
本当に良かった。
「好きな人とこうするの初めてだよ?」
なんて、あの日キミに触れていたら俺はただのお客さん。
こんな感情は生まれなかっただろう。
腕の中で、まるで初めて男女の行為を知ったかの様なその表情に、気持ちが一気に高まる。
いつもいつも、俺が欲しい言葉をくれるから……もっともっと喜ばせたくなるんだ。
愛してる。
だから……自分の未来は自分で選んで欲しい。
まりあはきっと駄々をこねるだろう。
そんな顔を思い浮かべ俺も決意する。
キミが待てって言うなら、何年でも待とうって。
……決めたんだ。