汚れた街の汚れなき天使



また、二人の生活が始まった。



「で……これは何??」




昨日到着したやたら大きな箱の送り主はまりあの実母。





「別に何も言ってなかったけど……」






箱はまりあに任せて小物類を片付けていると、背中越しに息を呑んだのが分かる。





「まりあ?」





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