大好きなアナタ×大嫌いな「あなた」
「言いたいことがあったら、言えよ?」
「うん。」
上辺だけの返事。
貴方は、気づいているのだろうか。
私の、




矛盾しきったこの 「心」を――…


いつも、不安でたまらない。

貴方の、あの目で見つめられる度、
貴方の、あの手で あの熱で触れられる度、
貴方の、あの声で名前を呼ばれる度、


「アナタ」に矛盾な心が伝わって、どこか遠くへ離れてしまうのではないかと思ったり…「あなた」に矛盾な心が伝わって、「アナタ」と一緒にいなくなってしまうのかと思ったり…





いつかは、押しつぶされるのでは無いのか…そう思う位、


  
私の矛盾だらけの心には




不安が降り積もっている。

< 40 / 63 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop