大好きなアナタ×大嫌いな「あなた」
鏡は、こんな「私」を拒まないでずっと隣にいてくれる。

どうしてなのか、未だに謎だけれど――…

「…もしかして、梨紅」
「うん。…考えてた。」
「ハァ(ため息) 考えてもいいけど…、それがアンタの想いなんだから、ね?」
「わかってる…つもり」


そう。わかってるつもりなの。
でも、時間が経つごとに 




アナタに、「私」をわかってもらいたくないキモチ

「あなた」に、なってしまった「アナタ」

貴方が、「私」の矛盾に気付いたときの反応

愛しいと想いながらも、恐くて本当の事が言えない「私」

―――…色々なモノが、混ざり合って
何が「本当」か、分かんなくて…唯一、確かだったのは



アナタのことが、とても好き―――  それだけ。
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