奪って★まいだーりん
学校に着き、教室へ向かうと幼なじみの連があたしの席に座っていた。


「連ーおはよ」

「…はよ」

連は一週間位前から何故か不機嫌だ。
理由は教えてくれないんだけど。

「てか連どいてよお!」

連はジィーとあたしを見つめると自分の膝をポンポンと叩いた。

「ここ、座れば?」

「子供扱いしないで下さーい。もおどいてよ」

ぽかぽか連を叩こうとするとパシンと腕を掴まれた。

「へっ?」

マジな顔してどうしたのんだろ…。

「…いいから座れよ」

「やぁだー!」

「…アイツなら座るんだろ…」

「え?今何て言った?」

今ぼーっとしてたから聞いてなかった。

もう一度聞いても連は教えてくれなかったけどなんだったんだろ。

変な連ー。

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