奪って★まいだーりん
あ…
キスされるーー。
あたしはそう思って目を閉じた。
でも、先輩が触れたのはあたしの睫。
「ゴミ付いてたぞ」
「ふぇ!?…あ、ありがとうございます…?」
キスされると期待していた自分が恥ずかしい…!
「日も暮れてきたし、もう帰るか」
「…はい」
「なんか元気ないな」
「そんなことないですっ!」
あたしは先輩の前を歩きながら、乙女心が分からない先輩をバカバカバカっと心の中で罵っていた。
キスされるーー。
あたしはそう思って目を閉じた。
でも、先輩が触れたのはあたしの睫。
「ゴミ付いてたぞ」
「ふぇ!?…あ、ありがとうございます…?」
キスされると期待していた自分が恥ずかしい…!
「日も暮れてきたし、もう帰るか」
「…はい」
「なんか元気ないな」
「そんなことないですっ!」
あたしは先輩の前を歩きながら、乙女心が分からない先輩をバカバカバカっと心の中で罵っていた。