ひとり恋♥マイセルフパラダイス(オリジナル版)
あたしは風間さんをその場に残して、松葉杖をついて廊下を歩きはじめた。
「まだ、その男に未練があんのやろ?」
後ろから声が聞こえたけど、あたしはかまわず歩き続けた。
「未練があるなら、なおさらや。学校に戻って、キッチリ白黒つけな、アカンわ」
「・・・・・・」
“決着はもうついてるよ・・・あたしはアイツにフラれたんだ・・・”
「ちょっと待ちぃな。ヒトのハナシは最後まで聞くもんやで」
そう言って、あたしを追いかけてきた風間さんは、あたしの左の肩をつかんだ。
「千賀ちゃんは、あと2週間もすれば退院できると思うんや」
「・・・!?」
あたしはその場に立ち止まった。
“あと・・・2週間・・・”
「もうすぐまた学校での生活に戻るんや。千賀ちゃん、まだ1年生やろ? これから2年間も“学校なんかイヤや”って思いながら毎日、中学に通うつもりなん?」
「まだ、その男に未練があんのやろ?」
後ろから声が聞こえたけど、あたしはかまわず歩き続けた。
「未練があるなら、なおさらや。学校に戻って、キッチリ白黒つけな、アカンわ」
「・・・・・・」
“決着はもうついてるよ・・・あたしはアイツにフラれたんだ・・・”
「ちょっと待ちぃな。ヒトのハナシは最後まで聞くもんやで」
そう言って、あたしを追いかけてきた風間さんは、あたしの左の肩をつかんだ。
「千賀ちゃんは、あと2週間もすれば退院できると思うんや」
「・・・!?」
あたしはその場に立ち止まった。
“あと・・・2週間・・・”
「もうすぐまた学校での生活に戻るんや。千賀ちゃん、まだ1年生やろ? これから2年間も“学校なんかイヤや”って思いながら毎日、中学に通うつもりなん?」