ひとり恋♥マイセルフパラダイス(オリジナル版)
「・・・・・・」
「チームの仲間を無視したスタンドプレーのあげく、無茶して強引にダンクを決めたまではよかったんだが、その直後、着地に失敗して、右足骨折。カッコイイとこ見せるつもりがカッコ悪りぃとこ見られちまった・・・」
「そっか・・・」
「さっき・・・お前らが見舞いに来るちょっと前に、バスケ部のみんなが見舞いに来てくれてたんだけどさ・・・そのときマネージャーがみんなにバレないように俺にそっと手紙を渡してくれたから、みんなが帰ったあとで読んでみたんだけどさ・・・」
「・・・・・・」
「読んでみたんだけどさ・・・」
そこで言葉を詰まらせるアイツ。
その瞬間、あたしはすべてを察した。
「もう言わなくていいよ・・・」
「読んでみたら“主将と付き合ってるから俺とは付き合えない”って書いてあった・・・」
「・・・・・・」
「俺ってバカみてぇ。あのオンナが主将と付き合ってるのも知らねぇで“お前のために世界一のダンクを決めてやる”なんてさ」
「・・・・・・」
「ソレ聞いたとき、あのオンナ、内心、俺のこと“バカじゃない”って笑ってたんだぜ」
「チームの仲間を無視したスタンドプレーのあげく、無茶して強引にダンクを決めたまではよかったんだが、その直後、着地に失敗して、右足骨折。カッコイイとこ見せるつもりがカッコ悪りぃとこ見られちまった・・・」
「そっか・・・」
「さっき・・・お前らが見舞いに来るちょっと前に、バスケ部のみんなが見舞いに来てくれてたんだけどさ・・・そのときマネージャーがみんなにバレないように俺にそっと手紙を渡してくれたから、みんなが帰ったあとで読んでみたんだけどさ・・・」
「・・・・・・」
「読んでみたんだけどさ・・・」
そこで言葉を詰まらせるアイツ。
その瞬間、あたしはすべてを察した。
「もう言わなくていいよ・・・」
「読んでみたら“主将と付き合ってるから俺とは付き合えない”って書いてあった・・・」
「・・・・・・」
「俺ってバカみてぇ。あのオンナが主将と付き合ってるのも知らねぇで“お前のために世界一のダンクを決めてやる”なんてさ」
「・・・・・・」
「ソレ聞いたとき、あのオンナ、内心、俺のこと“バカじゃない”って笑ってたんだぜ」