cherry blossom Ⅰ
先生は何故私が泣いていたのか
深く追求してくることはなかった。
私も言いたくない内容だったこともあり
何も聞かずにいてくれたことは
凄く嬉しかった。
気持ちも落ち着いた頃、
《手帳を渡す》
という本来の役目を思い出し
急いでバッグの中から取り出した。
「これ…で合ってますよね?」
「そうそう!ありがとな!
こんなところまで。
あ、そうだ受験校の事なんだけど…」
よほどお腹が空いていたのか
目の前に運ばれたサンドイッチを
次から次へと口に含んでいる。
いつか喉に詰まるかもなぁ~
などと思いながら先生の話に耳を傾ける。
深く追求してくることはなかった。
私も言いたくない内容だったこともあり
何も聞かずにいてくれたことは
凄く嬉しかった。
気持ちも落ち着いた頃、
《手帳を渡す》
という本来の役目を思い出し
急いでバッグの中から取り出した。
「これ…で合ってますよね?」
「そうそう!ありがとな!
こんなところまで。
あ、そうだ受験校の事なんだけど…」
よほどお腹が空いていたのか
目の前に運ばれたサンドイッチを
次から次へと口に含んでいる。
いつか喉に詰まるかもなぁ~
などと思いながら先生の話に耳を傾ける。