星に願いを

「だーかーら!!お前ら同じ高校なんだ!つまり、毎日会うの!これからも!!」

「だっ・・・だって、アタシは、画家になりたくて!!」

「俺は、ハイジャンで!!」

「俺は、モデルでだから関りねぇだろ!!」

そうだ!あたし達は、理由がバラバラなんだから・・・ありえない・・・


「実はな、お前らの親父がって俺の父親もだけど、3人兄弟でな・・・親父達が同じ会社に勤めててな、3にんそろって、転勤になったんだ。だから、お前らも一緒に3人そろって転校なんだ☆」


「いや。なにが☆だよ」

「でも、これからも一緒!!」

「パパ達が兄弟で、同じ会社なんて知らなかった・・・でも、うれしい!!」

「じゃっ!俺はこれで!」

「帰んの?」

「おう!」

「バイバイ!!」

「さよなら」

「じゃーな!そうだ!涼介も瞬もちゃんと言えよ!!」

「兄貴なんでしってんだよ?」

「大貴さんなんで?」

「とにかくちゃんと伝えろ!」

「おう」
「はい」

二人ともめちゃくちゃ真剣・・・

「梓、聞いて?」

「なに?」

「絶対にどっちかを選んで。」


2人とも真剣・・・わかりやすいなぁ・・・アタシも決めなきゃ・・・

「はい」
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