ショート・ミステリーズ!短編集その3
ふう。

一気にここまで書いたら、さすがにちょっと疲れたなあ。

だけど、体が温まってきた。よかったよかった。

そういえば、いつの間にか吹雪の音が小さくなっている気がする。

ちょっと外を見てくるか。この手帳も持っていこう。


ゴツゴツした岩肌で頭を打たないように気を付けなきゃいけない。

足元をだいぶ凍りついている。うっかり滑ってこけないようにもな。

だんだん光が近付いてきた。

出口が見えてきたのだ。
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