教え子は奥サマ!?

涙ぐんだ優綺の目と目が合う。



俺はクラスメイトに見えないよう唇を重ねた。



「っ…圭ちゃん大好き!」



そう言ったと同時にドアが閉まった。



「何したの?」



後ろから柏木の声が聞こえた。



「何もしてねぇよ。」



「もしかして……」



クラスメイトがこっちを一斉に見る。



「ってか、先生結婚してました?」



裕太が俺の指を指差す。



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