KISS OF LIFE
「全くもう、昨日は長谷川先生がかっこいい、おとといは杉里さんがかっこいい、1週間前は難波がかっこいいとかって……どんだけ聞かされてんのよ、わたしは」
呆れたように言った七海に、
「だって〜、マジでかっこいいんだもん!」
あたしは首を傾げ、ポーッと頬を紅くした。
「おーい、早く現実に帰ってきて〜」
何かが聞こえたけど、知らないフリをした。
「それよりも、新しく課長がくるんだって」
「へえ、五十嵐さんかな?」
ズコッ
その音に目を向けると、椅子ごと七海がひっくり返っていた。
ありゃま、これは今すぐに吉本新喜劇に出演できるぞ。
「七海?」
声をかけると、七海が椅子を直しながら起きあがった。
「あんたとはやっとれん、さいなら」
乱れた髪を直すと、七海は仕事に戻った。
あたし、何かしたか?
なんて思っていたら、
「はい、注目」
東雲主任の声がした。
呆れたように言った七海に、
「だって〜、マジでかっこいいんだもん!」
あたしは首を傾げ、ポーッと頬を紅くした。
「おーい、早く現実に帰ってきて〜」
何かが聞こえたけど、知らないフリをした。
「それよりも、新しく課長がくるんだって」
「へえ、五十嵐さんかな?」
ズコッ
その音に目を向けると、椅子ごと七海がひっくり返っていた。
ありゃま、これは今すぐに吉本新喜劇に出演できるぞ。
「七海?」
声をかけると、七海が椅子を直しながら起きあがった。
「あんたとはやっとれん、さいなら」
乱れた髪を直すと、七海は仕事に戻った。
あたし、何かしたか?
なんて思っていたら、
「はい、注目」
東雲主任の声がした。