KISS OF LIFE
突然のことに、あたしの頭の中はパニックである。
腰の手をいかがわしく感じるのは、あたしだけなのでしょうか?
ケータイ小説の中ではよくあるシーンなのに、いざ自分が経験すると恥ずかしい…。
「か、課長…?」
「渡したいものがあるんだ」
そう言ってあたしの膝のうえに置いたのは、由香ちゃんから渡されたラッピングの箱だった。
「開けて」
南野課長に言われたあたしは、ラッピングを解き、箱を開けた。
「これ…」
箱の中から出てきたのは、四つ葉のクローバーのネックレスだった。
「由香が用意してくれたんだ」
南野課長が言った。
「あいつ、ジュエリーショップで働いているんだ。
この前は、彩花に渡すプレゼントの相談をしていたんだ」
「えっ?
じゃあ、休日前のは…?」
そのためだったってこと?
そのうえ、由香ちゃんと一緒に休日にジュエリーショップにいたのって…ネックレスのため?
腰の手をいかがわしく感じるのは、あたしだけなのでしょうか?
ケータイ小説の中ではよくあるシーンなのに、いざ自分が経験すると恥ずかしい…。
「か、課長…?」
「渡したいものがあるんだ」
そう言ってあたしの膝のうえに置いたのは、由香ちゃんから渡されたラッピングの箱だった。
「開けて」
南野課長に言われたあたしは、ラッピングを解き、箱を開けた。
「これ…」
箱の中から出てきたのは、四つ葉のクローバーのネックレスだった。
「由香が用意してくれたんだ」
南野課長が言った。
「あいつ、ジュエリーショップで働いているんだ。
この前は、彩花に渡すプレゼントの相談をしていたんだ」
「えっ?
じゃあ、休日前のは…?」
そのためだったってこと?
そのうえ、由香ちゃんと一緒に休日にジュエリーショップにいたのって…ネックレスのため?