KISS OF LIFE
誰よ、もう〜。
頭を押さえて振り返ると、
「あ、東雲主任」
書類片手に立っている東雲主任がいた。
「さっきから名前を呼んでたんだけどねえ」
東雲主任が呆れたように言った。
「…す、すみません」
あたし、小さくなって謝った。
「バツとしてこの書類、南野課長に届けてやってくれないか?」
あたしの前に書類を差し出すと、東雲主任が言った。
「課長にですか?」
「そ、今日大事なプレゼンがあるのに忘れて行きやがった」
「わかりました、届けます」
あたしは東雲主任の手から書類を受け取った。
「じゃ、行き違いにならないようにね」
ニタリと、眼鏡の奥で東雲主任が笑った。
……ううっ、危険人物だ。
「えっと…東雲主任の飼い猫ちゃん、お元気ですか?」
「うん?
元気だよ、やり過ぎて今日も腰を痛めていると思うよ」
んふっと、東雲主任はやらしく笑った。
頭を押さえて振り返ると、
「あ、東雲主任」
書類片手に立っている東雲主任がいた。
「さっきから名前を呼んでたんだけどねえ」
東雲主任が呆れたように言った。
「…す、すみません」
あたし、小さくなって謝った。
「バツとしてこの書類、南野課長に届けてやってくれないか?」
あたしの前に書類を差し出すと、東雲主任が言った。
「課長にですか?」
「そ、今日大事なプレゼンがあるのに忘れて行きやがった」
「わかりました、届けます」
あたしは東雲主任の手から書類を受け取った。
「じゃ、行き違いにならないようにね」
ニタリと、眼鏡の奥で東雲主任が笑った。
……ううっ、危険人物だ。
「えっと…東雲主任の飼い猫ちゃん、お元気ですか?」
「うん?
元気だよ、やり過ぎて今日も腰を痛めていると思うよ」
んふっと、東雲主任はやらしく笑った。