KISS OF LIFE
「全部ですか?」
あたしの前に紙の束が差し出された。
「あ、うん…」
それを受け取ると、枚数の確認をした。
「よし、全部ある!
ありがとう!」
顔をあげて、渡してくれた相手の確認をした。
あっ、結構イケメンかも…。
あたしは思わず見とれてしまった。
アッシュブラウンの短髪に、子犬のような目、形のいい唇――かっこいいと言うよりも、かわいいと言った方が正解の男だった。
いや、男よりも男の子と言った方が正解かも知れない。
「あの、何か?」
「あ、いえ、何も…」
事務の制服着てるから、事務員の子かな。
けど、前々からこんな子がいたら女子社員の間で話題になってるだろうし、見たとしても覚えてるよね。
「君、新しく入ってきた子?」
あたしは聞いた。
「はい。
そうですけど、何か?」
男の子が不思議そうな顔をした。
あたしの前に紙の束が差し出された。
「あ、うん…」
それを受け取ると、枚数の確認をした。
「よし、全部ある!
ありがとう!」
顔をあげて、渡してくれた相手の確認をした。
あっ、結構イケメンかも…。
あたしは思わず見とれてしまった。
アッシュブラウンの短髪に、子犬のような目、形のいい唇――かっこいいと言うよりも、かわいいと言った方が正解の男だった。
いや、男よりも男の子と言った方が正解かも知れない。
「あの、何か?」
「あ、いえ、何も…」
事務の制服着てるから、事務員の子かな。
けど、前々からこんな子がいたら女子社員の間で話題になってるだろうし、見たとしても覚えてるよね。
「君、新しく入ってきた子?」
あたしは聞いた。
「はい。
そうですけど、何か?」
男の子が不思議そうな顔をした。