夢を紡ぎ歴史を解く
5月…運動の春
運動会に向けて
あたしたちが新学期を始めてから早一ヶ月
学校は既に運動会モードだった…
「組団長男女一人ずつ
副団長が男女一人ずつ
今決めたい役職はこれだ」
「あたしが組団長やります」
「…紗稀がやるのか?」
「なんか文句あんのかよ紗月」
「…仕方ねぇ
次に立候補は?」
「俺やります紗月さん」
「せめて先生付けろ
ん?組団長か?」
「はい」
「後は副団長だな」
そうこうしてるうちに話し合いは終わった
…おっと部活を教えて無かったな
あたしは剣道部
光輝はテニス部で
咲穂は陸上部
ちなみに和也も剣道部
優維はテニス部だったりする
やはり部活でも運動会モードらしい
この学校の運動会はクラス毎に分かれる
つまり一組団から四組団まであるわけだ
一年から三年も組団毎に分かれる
「紗稀は一組団だよね?」
双子の片割れ
瞳さんが問い掛ける
「紗稀はあたしと同じだよね〜」
双子の片割れ
燿さんが答える
「はいそうなんです
一組団は緑だから暗いイメージですよ」
「二組団は赤だから☆」
「去年は二組だったんですけど…」
「仕方ないよ紗稀」
「そうですね燿さん」
とまぁこんな感じに話は進む