夢を紡ぎ歴史を解く



実は紗稀の家と光輝の家は逆の方向だったりする


「毎回家に送ってくれてありがとな☆」


「一応お前も女だからな〜」


「一応は余計だ!!」


「アハハッごめんごめん
じゃあな☆」


「あぁまた明日な」


ガチャ


「たでーまー」


「お帰り〜
姉ちゃん彼氏かぁ〜?」


「黙れ紗悠」


立花 紗悠(サユ)


あたしの弟だ


「紗稀に彼氏なんざぁありえねぇよなぁ」


「紗月にも彼女はありえねぇよ」


「どっちにもありえねぇ〜」


「「黙れ紗悠」」


「くっくっくっ
部屋戻ろ〜っと」


「話はすんでねぇよ!!」


「じゃあなぁ〜☆」


「ふぅ…紗稀」


「なんだよ紗月」


「『また』倒れたんだってな」


「……………………」


「気をつけろ紗稀」


「すまなかった」


「中総体近いだろーが」


「分かってるよ」


「光輝に心配かけんなよ」


「なんで光輝が出て来るんだぁ?」


「…部屋に戻るよ
夕飯になったら呼んでくれ」


「あぁ分かった」


あたしも部屋に戻るかな


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