夢を紡ぎ歴史を解く
県大ねぇ…
部活が忙しくなるのは反対だな
ぽけーってしていた紗稀
「おーい生きてる?」
「辛うじて生きてる」
「やはりか」
「ってなんで瑠奈が此処にいんだよ
教室戻れ」
「紗稀に話があってね」
「んぁ?手短によろしく
いますっげぇ眠いから」
「あぁ分かった
んと県大なんだけど…」
「どうしたんだよ」
「おばあちゃんの10回忌で…行けないと思う」
「はぁぁぁぁぁぁ!?
お前ッ冗談でも真実でも許さないぜ!?」
「分かってるよ…
県大が先輩達の最後って」
「京都に戻るのか?」
「うん…京都だから」
「…生八ッ橋期待してっかんな」
「分かってるよ
生八ッ橋で良いんでしょ?」
「あとご当地キャラ」
「ん…分かった」
どうすんだよ…
女子剣道部は5人だけ
次鋒を不戦勝には出来ないくらいの対戦相手…
相手は西楼中学校…
かなり手強かったりする
さぁ…どうしようか
顧問に相談?
冗談じゃない
剣道部の顧問は会話する気になれない
先輩方に相談するか…
「紗稀…」
「光輝か…どうした?」
「テニスさ…会場ここなんだ」
「紅南って珍しいな」
「もし時間が余れば応援してくれないか?」
「ダメだろお前一番手じゃねぇかよ」
「あっ…」
「肝心な事忘れてんなってよ」