弱者
成人してから健一は営業マンとして必死に働き母への仕送りをする。
紀代美は早々に結婚し、平凡な主婦として今も幸せに暮らしている。
やがて健一は自分で会社を経営し、数年が経過、知人の紹介により美和子と知り合い結婚。
美和子を妻として見た瞬間、母親のことを思い出し、どうにもならない感情が爆発して酒を飲んだりした拍子に今回のような結果を招いてしまうのだと。
『何故、お母さんなのです?健一さんが憎んでいるのはお父さんではないのですか?』
町村の質問に、健一は面食らったようだ。 考えもつかなかった、というような笑みを向けてこう言い放った。
「何故、父が憎まれなければならないのでしょうか。」
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二〇一五年四月上旬、警視庁捜査一課にいる警部の俺は、相方で警部補の橋村と一緒に勤務し続けた。フロア内は慌ただしく、翻弄される。ちょうどその頃、新宿区の裏手の路地で男性の変死体が発見され、臨場しようとした時、上司で一課長の吉村に止められた。しばらくは様子見しようと思い、デスクに戻って、淡々と職務をこなす。そして四月上旬の平日、警視庁の刑事と所轄の南新宿署のデカたちが集って行われた捜査に、橋村と共に参加したのだが……。
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