スキャンダル×スキャンダル
「でさっ。紗羅と純くんがいとこってマジなんだ?」
『だから初めからそう言ってんじゃん』
「びっくりしたんだもんっ」
美雨の返事を無視して、純にメールをした。
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今から純の家行って
いいよね?
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来るなっつっても
来るんだろ?
今、一応客いるけど
それでも良かったら
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大丈夫!
邪魔になったら岬の
部屋に行ってるから
あと、あたし美雨
連れていくから。
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あ 美雨ちゃんって
紗羅の友達だよな?
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そ。
じゃあ今から行くよ
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『よし、美雨。今から良いところに連れていってあげよう』
あたしはにっこりと笑って美雨の手をひいて、
裏門から学校を抜け出した。