♪わがまま姫が恋を♪~中学生に一目惚れ~
アキラの部屋に入ったものの、どうして良いのかわからず、ドアの前で立っていた。
「あ、うん。」
そう言ってその場に座ると、
「真ん中に来いよー!」
って笑われてしまう。
「あ、うん。」
部屋に入れて貰えたのに、何を喋っていいのか…?
「何?俺の部屋入ったから緊張してんの?」
「へ?うん。」
「さっきから、“うん”しか言わねぇな?」
「うん。」
クスクスと笑うアキラに吊られて笑ってしまう。
「ってか、俺のどこが好きな訳?」
「へ?全部かな?」
「かな?って俺に聞くなよ!」