♪わがまま姫が恋を♪~中学生に一目惚れ~
「ねぇ…。」
「ん?」
「お願いだからっ!メアド教えて!!」
目を瞑って顔の前で手を合わせた。
「だから…イヤ!」
この言葉を何度、聞いたんだろ?
イヤ…。
でも、めげずに追い掛け続けて。
アキラからの拒否や否定も慣れ初めていたの。
押して押して押しまくるれば…何かが変わるかもしれない!
そんな小さな希望を捨てなかったんだ!!
たまに見せる笑顔とか、呆れ顔とか…。
それを見れるだけであたしはとっても幸せな気分になれるから。
好きじゃなくても、嫌いじゃないならそれでいい…。