♪わがまま姫が恋を♪~中学生に一目惚れ~
「俺、アリサが一年の時から好きだった…。
でも、あいつは高値の華って感じで自分の気持ちを押さえ込んでいた。
でもな…、お前を追い掛けてるアリサを見たら、その気持ちも押さえられなくて。」
兄貴はドアの前で独り言の様に言い出した。
「兄貴…、悪いけどアリサは兄貴には渡さない。」
「は?お前、アリサの事…あんなに嫌がってたんじゃ?」
「……気持ちが変わったって言うか、わかったんだよ!」
俺の言葉を聞いた兄貴は驚いた顔をしていた。
俺はアリサを好き。
兄貴だからと言って容赦しねぇ。
そう決めたんだ…。