君のそばで・・・
「ったく、翼テメ〜。このあたしをおいてくなんて100年早いんだよ。」

ド派手な男女にクラス全体の視線が当たる。

さっきまでは、梨華に来ていた視線だ。


「わーったから。」

と、頭をかきながら頬に湿布を貼っている奴が近づいて来た。


『翼』は、あずさの隣席にドサッと力無く座る。

「あれ〜、さっきの子じゃん。」

と、言いながら後ろに座るのは『夏希』だ。


は?

あずさは、驚く。

「あんたらそこかよ?あとそれ、夏希がやったな?」
頬の赤い『翼』に向かって『梨華』が言う。


「そうなんだよ。この暴力おn・」

バコッ

『翼』が言いきる前に夏希は『翼』を殴る。

「っていうか~、これも何かの縁だし、友達にならない?」

『梨華』が言った。

あずさは、偶然にも知らない人ばかりのクラスになってしまい 

「うん・・・。」

と力なく返事した。

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