君のそばで・・・

登校

雄と登校できるなんて嬉しい!
私の通ってる中学は、雄の通う高校の付属校。
幸せな時間はどんどん過ぎる。
「なぁ、志穂・・・。」
雄が空を見ながら言う。
「な〜に?」
雄どうしたの?
「俺・・・彼女できた。」えっ・・・?

「よ・良かったね〜!今まで彼女いなかったのに〜。雄に先越されちゃった〜・・・。」
こういうしかなかった。
「ありがとな!学校で超モテる子でさ〜。告ったらOKしてくれたんだ。志穂も頑張れ!前から好きなやついるって言ってたからな〜。」
馬鹿・・・あんただし・・・。
「叶わない恋だょ・・・」学校についにしまった。

「じゃぁな」
手を振る雄。


その姿に素直に笑えない私がいたんだ・・・。
< 2 / 100 >

この作品をシェア

pagetop