君のそばで・・・
次の日、学校に来るとたくさんの人と目が合ったが反らされた。

それは、あの3人と絡んでいるからだろう。
悪い奴らじゃないのに・・・。

あずさはそう考えた。

「あずさw、おはよう!!金髪二人組+黒髪の改造制服が教室に入ってきた。」

「おはよう・・・。」

「なんか、元気なくない?」

夏希にそう言われあずさの肩がビクつく。

「なんでもないから・・・「俺らと話してるから、そいつ避けられてるんじゃね?」

翼が夏希の図星をつく。

「そんなことないよ。」

「は~い!!みんなw、ホームルーム始めるよw。」

先生の一言でみんなが席に着き、ホームルームが終わる。

「田中さんいいかしら?」

先生があずさを呼ぶ。先生とは、入学式のときに4人を注意した女教師、高畑真奈だ。

「なんですか?」

「あなた、なにもされてないわよね?」

「誰にですか?」

「梨華、翼、夏希よ~。」

「されてませんよ。私の友達ですから。」

「なら、良かった。あの子たちって変わってるからww。先生は好きだけどね~。」

と、話を続けた。

『変わっている』と言うのは、いつも授業中に当たり前に寝ている翼と夏希は、当てられても、正解ばかり答える、ということだろう。

数分後。話が終わり席に戻る。
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