君のそばで・・・
「笑うんじゃねぇ・・・。」

翼の聞いたことのないような低い声。

「は？笑って何が悪いの？愛理は今嬉しいから笑ってるんだよ＾＾翼君も笑いなよ～。」

愛理の意味のわからない、言葉・・・。当然翼は真剣な顔をした。

翼は、愛理に殴りかかるが颯平が目の前に来て翼の腹を思いっきり殴った。

翼は床に思いっきりうちつけられ、気を失った。

「いくら、翼くんでも～、愛理に逆らったらこうなるんだから～。」

愛理が得意気に笑う。多分いままでもほしいものはこうやって手に入れてきたんだ。

あずさは静かに、そう思った。

「このやろっ、あたしだって梨華は嫌いだけど翼君が倒れたら黙っちゃらんねぇ！！」

那智が今にも、飛びかかろうとしているが

「どきな・・・。」

いつも明るい夏希がすごく真剣にいうから那智は動けなかった。

「おまえらは、手当てしてあげて。あたしは行く。」

その言葉に、あずさは、

あたしは、何もしてないじゃん・・・。力にならなきゃと１つのことを決意した。
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表紙・目次

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