君のそばで・・・
後ろを見ると担任の高畑がいた。

「まぁ、とりあえず病室行きましょう。」

夏希の一言で一旦話は終わった。

病室に着くと、ちょうど梨華が目を覚ました所だった。

翼が梨華に駆け寄る。

「あなた誰?」

梨華が首を傾げながら言った。

「梨華!?冗談だよな?」
翼が叫びながら梨華の肩を掴む。

「・・・っ。」

梨華が痛そうに目をつぶる。

「翼!やめとけ。今は無駄だよ。」

「!!夏希・・・」

翼は驚く。滅多に泣かない夏希が泣いていたのだ。

「初めまして。あたし遠田夏希、ヨロシク。」

夏希はぐちゃぐちゃの顔で笑った。

「な・・・つ・き?どうして泣いてるの!?泣かないで?」

梨華が夏希を抱きしめる。
「梨華!絶対思い出させてあげるから。」

あずさも泣きながら、言った。

それから3年後。あずさ達は高等部に上がった。

夏希、翼は『疾風』をやめた。チームを抜けるのは以外とあっさり終わった。翼とリーダーの海野祐介が親友だったのだ。


翼は、毎日梨華の元へ通った。

夏希、あずさは情報網を使ってお金を稼いだり、颯平を探したりしていた。

那智は、愛理を探した。

1年後、なんとあの愛理が大城の1年って事がわかったが、しばらくは様子見をしている。
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