君のそばで・・・
次の日、あたしは澪香に話をした。

「澪香、あたし雄を好きになるの止めようと思う・・・、耐えきれないの。」

澪香は、あたしを真っすぐ見た。

「志穂の、気持ちってそんな簡単な物だったの?」

澪香は、いつも見せないような真剣な顔で言った。

「あたし・・・、愛理に会った・・・、すっごく綺麗だったけど性格が・・・。」

愛理について話し出したあたしに澪香はあながち驚いていた。
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