君のそばで・・・
「・・・。」


「・・・。」


駅まで無言で歩く。

「「あのさ!!」」

あっ・・・、被っちゃった。

「雄からでいいよ。」

あたしは雄から言うように促した。

「なんか・・・、話したい事あるのに上手く出てこねぇ。今日なんか志穂の格好いつもと違うからかも・・・。」

そっか・・・。

「変だよね・・・。ワンピースとか性に合わないし。」

わかってるよ。こういうの愛理が着た方が可愛いもんね。

「だっ・・・違くて、あ〜、も〜可愛いって言いたかったんだよ。」

雄は顔を真っ赤に染めながら、小さな声で言った。
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