君のそばで・・・
「うん。躓いちゃった〜。」


あたしは笑顔で答える。

「つか、熱あるじゃん。」
雄はいつの間にかあたしの額に手をあてた。


「今日は仕方ないけど帰るか・・・。」

雄が溜息まじりに言った。

「ヤダッ!!」

あたしは自分も驚くくらい大きな声で叫んだ。

恥ずかしい。周りの視線が一気に集中した。
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