君のそばで・・・
ドンッ。

電車が満員のため、波に流される。

「おっと、たくっ危ねぇな〜志穂は昔から。見てて飽きないけどな。」

そういうの軽く言う雄って今のあたしにとって生き地獄なんだけど・・・。

雄はあたしをドア側に寄せ右手をドアにつけてあたしが流れないに壁をつくってくれている。


「雄だって・・・。」

あたしは頬を膨らましながら言う。

この時は良かった。
これからおきる災難をまだあたし達は知らなかったから・・・。
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