同窓会
部屋に入ったと同時に明かりが付いた。
「…っ…眩し」
眩しくて目を瞑る。
しばらくして明かりに目が慣れてきた頃、私は思わず声を上げていた。
「…いゃああぁ!」
春菜が床に仰向けで倒れ、腹部からは赤黒い血液が流れ出ていた。
「嘘…でしょ…春菜ぁ」
私は春菜に駆け寄った
「っ……春菜!春菜!」
泣き叫びながら春菜の身体を揺すった。
「ぅ……」
春菜は微かに目を開けた。
「春菜っ!っ……すぐ…血を……」
私はハッと我に返り、着ていたシャツを脱ぎ春菜の腹部に押し当てた。
「う…ぅ」
春菜は苦痛に顔を歪ます。
「ごめん…少し我慢して」
「………美…咲…?」
「喋らないで―…大丈夫だから…」
「ごめん―…ね」
「……え」