同窓会
「私…いつも…辛く…
当たって…た。
……友達が…多い…アンタが…羨ましくて
……ぐはっ…」
春菜は苦しそうに吐血をした。
「春菜!!」
頭が真っ白になる。
「美…咲………素直に…なれなく…て…ごめん」
春菜の頬は涙で濡れていた。
「いいよ―…何も言わなくていいから…」
シャツも真っ赤に染まり、それでも血が止まらない。
「春菜ぁ…っ」
恐怖心やら、春菜に何もしてあげられない自分の不甲斐なさに……涙が次から次へと溢れて、止まらなかった。
私は部屋に目をやり、真新しいタオルを何枚も傷口に押し当てた。
「春菜…死んだら…許さないから…」
『君は優しいね』